「ヤマト2199で君の心は離れた?」
「いや、実はPS版ヤマトの時点で離れ始めていた」
「しかし、君の行動としては復活篇やSBヤマトを肯定しているじゃないか」
「うん。そこだ」
「どこどこ?」
「実は同人誌なら許される水準と同じようにゲームだから許される水準というものがあるんだ」
「どうして?」
「ゲーム版は、プラットフォームごとに別物になる場合があって、PS版は気に入らないからSS版をプレイする的な対応が可能だったからだ。ゲームだと原作通りにできないって要素もあるけどね」
「ふむふむ」
「そういう意味で、PS版ヤマトは、少し独自解釈が行きすぎていた。でも、ゲームだから許される水準ではあった。だから大事にはなっていなかった」
「それで?」
「しかし、その設定がアニメにフィードバックされてくると、【ちょっと待てよ】ということにもなる」
「地獄の蓋が開いてしまったわけだね」
「PS版がそれなりに受け入れられたのなら、今回のアニメに入れたら受け入れられるだろう……と思ったら違うかも知れない」
「前提の違いの錯誤の問題だね」
「あくまで可能性の話だがね」
「で、対策は何かある?」
「もう手遅れだと思うよ。地獄の蓋はもう開いてしまったから」
オマケ §
「復活篇やSBヤマトの頃は良かった」
「なぜ良かったの?」
「こんなのオレのヤマトじゃない、と割と気軽に言えた」
「今は違うってことだね」
「ヤマト2199はヤマトじゃない、っていえばヤマト2199警察が来て収容所送りだ」
「それは困った」
「困らないよ」
「なぜ平気なの?」
「ガミラスの収容所はヤマト2199ファンの心の中にしかないからさ」
「なんてこった。収容所に入れたはずなのに、アンチ2199ファンの世界に収容所は無いから出るのは自由か!」